カーネル法を用いてリッジ回帰を行なう。
カーネルリッジ回帰
カーネル法を用いた場合の尤度関数は次のように書ける。
p(y∣X,u)=Nd(y∣Ku,σ2Id)
回帰問題についてカーネル法を論じる場合、Ridge回帰を取り上げて導入することが多いようなので、ここでもそれに倣ってRidge回帰を見ていく。
まず事前分布に独立正規分布を仮定する。
p(w)=Np(w∣0,s2Id)
ここで w=ΦTu を用いると次のようになる。
p(w)=∝===∝Np(w∣0,s2Id)exp(−2s21∥w∥22)exp(−2s21∥ΦTu∥22)exp(−2s21uTΦΦTu)exp(−2s21uTKu)Nd(u∣0,s2K−1) i.e.p(u)=Nd(u∣0,s2K−1)
事後分布の計算
ベイズの定理を用いて事後分布を計算する。ここで KT=K であることに注意しよう。
∝=∝=∝∝p(u∣X,y)p(y∣X,u)p(u)Nd(y∣Ku,σ2Id)Nd(u∣0,s2K−1)exp(−2σ21∥y−Ku∥22)exp(−2s21uTKu)exp−21(1)(σ21∥y−Ku∥22+s21uTKu)(1)=====σ21∥y−Ku∥22+s21uTKuuTσ21KKu+uTσ21λs2σ2Ku−2uTKy+const.uTVd−1σ21K(K+λId)u−2uTVd−1mdKy+const.uTVd−1u−2uTVd−1md+const.(u−md)TVd−1(u−md)+const.exp(−21(u−md)TVd−1(u−md))Nd(u∣md,Vd)
よって事後分布は次のようになる。
p(u∣X,y)=Nd(u∣md,Vd) ⎩⎨⎧mdVd−1=(K+λId)−1y=σ21K(K+λId)
MAP推定
これにより u のMAP推定量は次のようになる。
u^=(K+λId)−1y